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スパマーへの適切な説得のススメ
「堂々スパマー」を説得する為に

このページを、
スパムには無視という風潮が一般的な中で
初心者スパマー某さんへの説得に意を注ぎ、手を焼き、
最後は相手の反省を導かせることをもたらしながらも、
その経過記録を自ら完成する前に病に倒れたPiazzolla様と、
その天命を受け入れざるを得ない御家族の方に捧げます。
....今後、同様な果敢な挑戦者の方々が、
少しでもPiazzolla様ほどの苦労をなさらないことを願って。
2002/01/13 初版
2002/01/14 1.1版
2002/01/20 1.2版
2002/06/04 1.4版


 迷惑広告(スパム)メールのマスコミやネット業者による啓発活動が不十分な中で、その問題性を理解することなく、同行為を行ってしまう、あるいは繰り返してしまう人々が絶えません。

 十分に知識がないことによって、迷惑広告(スパム)行為を行ってしまった、行ってしまっている人々を、私は「初心者スパマー」と呼んでいます。「初心者スパマー」に値する人物達は一回だけスパム行為を行った人だけを指すものではなく、「よりきちんとした形でネット知識を得ていたらスパム行為を行わなかったであろう人物」「今からでもきちんとした啓発活動をすればその問題性を理解してくれてスパム行為の再送を止めてくれる人物」のことをイメージしています。

 初心者スパマーの候補要因として、スパマーが実名(本名、実世界での通称)、企業名、住所、連絡先などを明らかにしている場合が挙げられます。このように自分の身元をはっきりし、オープンなスパム活動を行っている人物達を「堂々スパマー」と仮に呼ぶことにしましょう。

 自分が関係した「堂々スパマー」が「初心者スパマー」ではないかと考え、果敢に説得を試みる、有り難い挑戦者の方が増えております。これは非常に頼もしいことです。私は迷惑広告(スパム)メールに関し、他人にアドバイスできる人物、または知り合いなどに「電子メールで一方的な広告ってやってはいけなんだよ」と、その一言が言える人物を勝手ながら「スパム反対論者」と言わせて頂いています。

 スパム反対論者の方々が増えるのは誠に喜ばしいことであり、そもそも私のホームページはそういう方々を一人でも増やすために作り始めました。

 けれどもスパム反対論者と初心者スパマーが増えるにともない、反対論者が頑迷な初心者スパマーとトラブルを起こす事例がしばしば聞かれるようになりました。


  今までの私の経験ですと、「堂々スパマー」は確かに初心者スパマーである確率が高いのですが、ともかくも説得された後の行動では、三種類に大きく分かれるようです。

  1. 苦情を受けたこと、プロバイダー等から警告されたことにより、その行為が非常に嫌悪されていることを初めて知る。すぐには気がつかなくても、その問題性の大きさ、憎悪されている度合いの大きさに、とんでもない行為をしてしまったことが分かり、恥じ入って、今後のスパム行為の停止を約束、謝罪してくれる。
     この場合、ホームページ上などで謝罪を明確にするほど、周りへの後腐れはほとんどなくなる。謝罪した以上、人々の脳裏には極悪な印象では残らず、苦笑と共に思い出として軽く語られる程度である。

  2. 自分が行ってしまったスパムについては特に反省を表明せず、スパム問題に関して納得・理解したのか判然としない。しかし猛烈な反発と憎悪を受けたことには気がついたようで、再配信は行わなくなる。謝罪をしなかったことに関しては、結局軽視しているのか、責任問題になることを恐れてか「いずれ皆が忘れてくれるだろう」と楽観視している節がある。

     しかし謝罪をしなかった場合、実は多くの人々の憎悪と軽蔑を引きずっていることが多い。そもそも謝罪をしていない以上、いつまた同行為を繰り返すか分からないのだから、皆がその人物を(悪い意味で)忘れないようにと考えてしまうのは仕方あるまい。
     掲示板等では憎々しげにいつまでもその時のことが語る人もいれば、語らなくても心の中ではそのスパム経験者を軽蔑し、そのスパマーが良い意味で有名にならないよう願う人も多いだろう。それはかつて自分に冷たい仕打ちをした友人に対して、心の棘がなかなか無くならないのと同じである。本人が問題行動をし、それに対する誠意を見せなかったのだから、悪い印象を一生引きずるのは致し方あるまい

     このようなスパマーの存在は皮肉にも1番のように謝罪した人物との区別を一層明確にし、1番の人物が「まだ誠意、常識のある人物」というイメージをもたらし、1と2の格差を一層大きく見せかけることになる。1が犯罪を犯しながらも、反省・自首した上、素直に刑期に服し、基本的に罪は償った人物であるのに相当するのに対し、2は警察の手から結局逃れ、時効を過ぎるまで逃げおおせた犯罪者に相当するであろう。

  3. いくら説得されても迷惑メール(スパム)の問題性が理解できず、スパムを繰り返し、止めようとしない。あるいは理解できないというより、するつもりがない、したくないようにも見える。プロバイダーの警告や追い出しを受けても別プロバイダーでそれを繰り返す。こうなるともはや初心者スパマーとは言えず、「悪質スパマー」の仲間入りである。

     刑事犯罪では、巧妙に逮捕から逃げ続ける極悪犯か、逮捕・出獄・再犯を繰り返すような人物に相当する。

 さて、受け取った迷惑広告(スパム)メールを見て「堂々スパマー」であることから、「初心者スパマー」だと考え、説得をしようとする場合、最終結果が上記の1〜3のどれになるかを想定することは大切です。もし話し合いが進むうち、あるいは情報収集をするうちに3の悪質スパマーだと感じたら、さっさと説得という行為は止める、特に自分だけで説得させることは諦めるのが適切です。

 3のような人物はネットの専門家とも言うべきネット業者のいうことすら耳を貸さないくらいですから、スパムの一被害者の苦情・説得で簡単に納得する人物ではありません。

 そこまでは見極めがつかないまま、話がこじれることもあります。それには堂々スパマーの頑迷さに起因する場合もあれば、説得を試みる者の方法が少し性急すぎる場合にも起こり得ます。その「堂々スパマー」が頑迷な場合には仕方ないでしょうが、説得する人の適切な方法でそれを少しでも避けることが出来る可能性があるのなら、それを用いるに越したことはありません。

 話がこじれ、なかなか問題解決が進まなければ、堂々スパマーは半ば意地になり、そうなると一層説得は困難になっていきますので、説得者も多大な精神的・時間的被害を被ることになり、大変不幸な結果となります。

 このページは少しでもそれを避けるためのアドバイスについて書くものです。では、始めましょう。

姿勢:徹底的に腰を低くし、
相手の為の働きかけであることを強調!

 まずメールを書く姿勢として2点。

 気持ちとしては「北風と太陽」(だっけ?)の童話で、太陽になる気分です。上のような堂々スパマーの方たちは、得てして独立不羈で仕事をしておられ、チャレンジ精神に富む方が多いようです。だからこそ、チラシ配布や郵送DM、勧誘電話などで大きく問題とされていないのと同じ感覚で、ネットメールで広告配信を使うことを「思いつき(!)」、安易に「実践」してしまうのです。その初心者スパマーの頭の中は、他の広告手段と電子メールでのスパムとの区別が全く想像できていません

 ここで寄り道をして、あなたが新聞屋さんになったことを想像しましょう。あなたはAさんに新聞を契約して貰いました。そしたらしばらしくしてAさんが以下のようなことを言ってきました。

A「俺は新聞記事を読みたいと言い、あんたは新聞を購読すれば読めると言った。だけど、この新聞、半分は広告じゃねえか。俺は広告が見たいなんて言ってないし、あんたも広告がつくなんていっていなかった。広告はいらないから記事だけ寄こせ。それが出来ないなら半額にしろ」

 たしかにあなたはAさんとの最初のやり取りで新聞の中に広告が入ることなど話しませんでした。そんなことは話さなくとも「常識」だからです。でも確かに新聞は半分程度が広告であり、それを読むために買うわけではないのが一般的であり、それなのに余計な広告をつけるとは何事か、もしつけるなら最初から言うべきではないのか、そのようなAさんの理論にももっともな部分があります。

 けれどもあなたとしては頑迷に主張するAさんに対して「これはクレーマーだな」「ちょっとオカシイ人間だ」と考え、「じゃあとらなくていいです」と言うのではないでしょうか?しかしAさんはさらに言う。「そんな詐欺な商売、問題じゃねえか。やめろよ。今後は絶対広告がつくことをいちいち解説しろ。そうじゃないと契約上問題だろ、約束しろ」とまで言ってきました。けれども自分の方が常識だと思っているあなたはおそらくそんな約束は出来ないでしょう。

 新聞の場合には確かにあなたの方が当たり前。しかしこれを例えば別な場所に持ってくる。厳密な訪問販売に話を移すと、販売者がきちんと説明しなかったことは手落ちになる可能性が十分にあります。つまり新聞の場合には確かに新聞屋であるあなたの方が常識的。けれどももし新聞でないならAさんの方が常識的になる場合もあるんです。

 話を元に戻すと、あなたが説得しようとしている堂々スパマーは自分の常識で凝り固まっています。自分が上で言う新聞屋だと思っています。そのような状況で、「神経質」な「クレーマー」だと思われたら、もはやその時点で説得が成功することは困難になるでしょう。

 上のように「凝り固まっている」ことを十二分に配慮してあげなければなりません。いかにも「説教」「説得」と思われたら、その時点で「独立不羈」の上の人物は襟元を閉じてしまう可能性があります。もともとスパムの問題性を想像できない人物なのですから、逆にあなたが想像力をたくましくして、自分が仮に凝り固まっている場合を想像し、どう話しかけられたら少しは再考する気になるかを配慮しなくてはいけません。

 その為に必要な姿勢が上の二つであり、これは相手の襟元を少しでもゆるめる効果を果たします。説得をするなら、それくらいはやらねばなりません。あなたの目的は「偉そうにお説教を垂れる」ことではないでしょう?
 目的は「相手にスパム問題を認識させる」ことなのですから、目的達成の為に自分の潜在欲求を抑えることを躊躇ってはいけません。

 その上で具体的には何を書くべきかというのが次です。

各種のホームページを紹介し、
そこの文などを引用しながら客観的に問題性を訴える!

 相手を説得させるためには、単なる一クレーマーだと思われたら駄目だと言いましたが、自分の主張が単に独りよがりでないことを示すために上の実践は極めて重要です。

 幸いにしてスパムを取り上げたページが増えました。無論、私のページを紹介して下さっても構いませんが、所詮は一個人のページです。相手が私・高崎のページを「広告メールに過剰に反応する神経症野郎のタワゴトだ」と考えたらおしまいです。
 まあ私のページを紹介してくれても嬉しいですが、それよりもいかにも信頼できそうな報道関係のページを紹介するのが大切でしょう。

 上の部分があなたの力量がもっとも示される部分です。自分が知っているサイトの情報を縦横無尽に紹介・引用し、どんなに「一方的広告メール」が問題とされているかを「解説」するわけです。もしそのスパマーのスパムが既にスパムデータベース入りしているのなら、それを示して「(自分が報告したわけではないですが)このように糾弾されています、みんな嫌がっているのです」などと紹介することも出来るでしょう。

 相手のプロバイダーの契約約款を見つけてきて、スパムに関する禁止条項を提示するのも手かもしれません。さて、その上で

相手の逃げ道を用意する!
最低限目指すはスパムを再度発信しないことの確約!

 謝罪に関しては私も質問集で解説していますが、説得をするのならば、その時々に応じた指針をたててあげましょう。相手の仕事内容によっては必要以上にホームページなどで謝罪出来ない場合もあるかもしれません。

 そういうことを推察してあげて、今回の場合はどの程度、どんなことをすべきか、アドバイスしてあげるのです。相手のプライドや、名誉が傷つくような過度の謝罪要求は禁物で、反発を浴びるだけです。最低限、スパムを再び発信しないことだけは約束してもらい、それ以外は柔軟に応じてあげるべきです。

 ホームページでの公な謝罪を要求するのも、「あくまで相手の為」であり、説得者が満足する為ではないことを見せかけるようにします。謝罪・反省の行為が初心者スパマーの後のイメージにとって非常に大切なことは、最初の1〜3の区別でも明らかだと思いますから、そのことを述べて下さい。

 なお、相手の再発信を認めない姿勢に関しては、やはりスパム反対論者のネットワークと繋がっておくことは有用だと思います。日本のスパム反対論者はネットワーク上で緩やかな連合をたもち、そのアンテナはあちこちに張り巡らされていますし、一般の検索ページでもスパム関係の情報は多く引っかかります。

 スパムが行われた場合には必ずどこかで報告されること、やがて検索ページなどで「スパムを送信した業者」という形で登録されることが多いのをちらつかせることも大切です。

説得するなら、まず相手との信頼関係を築くこと!

 さらに以下も結構大事で、その代わりに覚悟のいることですが、

というのも大切なことです。ここで「え?スパマーに自分の個人情報を渡すなんて....」と思われるかもしれません。けれども私のお師匠(?)であるかわはら様がこんなことをおっしゃっています。

広告メールetcに返信してはならない」というのは、一種の流言なのではないか、と、最近になって考えるようになってきました。」(スパム反対ML 2002/01/12)

 スパム送信者への返信に関して、お決まりのアドバイスが流布していることに関しては、私もかなりモヤモヤしたものを抱いていたのですが、上の言葉はそのもやもやをビシッと表現したものでした。
 今までも私は自分のページでスパムに関してはマニュアル的(ステレオタイプ的)な対応が出来ないことを主張していました。スパム対応とは「金科玉条」を作れるものではないのです。

 スパムへの対応がそうならば、スパマーへの説得というさらに困難な行為では一層の柔軟性が求められます。すなわちスパム送信者に対し、マニュアル的(ステレオタイプ的)な対応はすべきではありません

 そもそも説得という行為は相手を信頼し、相手が説得可能であることを信じて行うものです。それにも関わらず、「スパマーには返信してはいけない」「余計な個人情報を知らせては駄目だ」という思いこみで、こちらの実名も明らかにせず、一方的に話を持ちかけることは、「説得される側」の立場にたてば納得のいかないことではないでしょうか?

 もしも上のように、説得しようとする相手が端(はな)から信頼できないのならば、説得するのはそもそも難しいのではないでしょうか。きちんとした説得・納得はお互いの胸襟をある程度は開かねば困難だと思います。

 上で「マニュアル的な対応は出来ない」と述べましたが、ですからこのアドバイスも盲目的に信じてはいけませんよ(笑)。
 個人情報を知らせるかどうかは、その時々のスパマーの様子で変えるべきです。自分としては説得できるようだ、または十分にその可能性がある気がする、そういう場合には電話番号なども知らせたりしても良いかもしれません。

 電話連絡先を知らせるなんてコワイですよね。けれどもあなたが逆の立場になって、自分の行為に対して問題点を指摘してくれる人のメールが来た場合に、本名も住まいも名乗らず、わけのわからないハンドルネームで一方的に話しかけてくるのと、本名や住んでいる地域、さらには連絡先まで書いてくれて「もし分かりにくいところがあれば御連絡下さい」などと書いてあった場合、どちらが少しは耳を傾けようと思うでしょうか?

 私はスパマーへの説得で電話番号を知らせたことはありませんが、少なくとも住んでいる地域と実名(っつーたってこれが実名だから^_^;;)を知らせます。

 スパム対応の基本である、ネット業者への連絡では、しばしば連絡先(住所、連絡先)を明示します。ネット業者=スパマーの確率が高そうな場合にはそれを避けますが、そうでない場合にはそれをします。自分が相手に要望するのに、こちらの連絡先を伝えるのは基本であり、それでこそ信頼を得て、相手の誠意ある行動を導き出すきっかけになるのではないでしょうか?

どんなに誠意をこめた説得でも相手によっては困難!
複数筋を利用せよ!

 さて、しかしやはり一人の力には限界があります。私はやはり基本は

ということが大事だと思います。その複数筋の中にはネット業者も含まれます。「初心者スパマー」が改心する流れの理想は

1・一方的広告(スパム)メールを送ってみると苦情やらが意外にたくさん届いてびっくりする。

2・中には滔々と説得する人も(複数)いて、その中にはかなり懇切丁寧で、説得力のあるものもあった。それらで紹介されていたページを調べてみたらどんなに問題行為であったか分かる。

3・しばらくしてプロバイダーから警告の処置まで届いて、本当にネットでは許されない行為なんだと気が付く。

4・送らないことを心に誓う。苦情をしてきた人には謝罪したり、ホームページで謝罪。円満解決。

というものです。上の紫字の所があなたが果たそうとした役割です。無論、一通目だけでは駄目かもしれません。そこはあなたの力量が試されます。

 しかし同時に別な被害者が別な言葉で説得したり、更にはネット業者から警告を与えて貰うのもやはり重要だと思うのです。それらを組み合わせても頑として応じない場合には、限りなく悪質スパマーへの道をたどることになります。もはやその烙印を押されれば、あとはその悪質スパマーがネット上でスパム関係行動を取るたびに被害者がネット業者にアクションをかけ、根強くネット社会から追い出すことを目指すべきでしょう。

 迷惑広告(スパム)メールという行為はまだ刑法として処罰することが出来ません。その段階では少なくともネット上からの追放がせいぜい出来ることですし、もしも将来、完全に違法に出来ない場合には、ネット業者の横断的な取り組みとユーザーとの協力で、「ネット迷惑行為者、ネット犯罪者のインターネット活動の禁止、ネット上からの追放」という制度を構築する必要性があるでしょう。


 どうでしょうか?上で述べていることはあくまで私の考えです。何しろ、スパマーは状況によって様々ですから、まさしく上のような「マニュアル」通りにはいきません。是非是非、御自分でも「説得術」を考えて見て下さい。

 初心者スパマーが絶えない中で、一人での多くのスパム反対論者が説得を試みて、改心させることを強く期待しています。

 では、スパム反対論者の方々の全ての御武運(?)を願っております(^^/~)。


参考リンク

「宣伝」という名の迷惑メール
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/3607/

S出版印刷とのスパムメール攻防戦全貌
http://sakuma.zive.net/spam/sasaki_print.htm


小コラム:マルチまがい商法とスパムの親和性、そして思想系スパマー
(おまけなので読まなくて可)

 実名や連絡先を明記しながら「悪質スパマー」まで堕ちる人物は、スパムを嫌悪する者にとって理解を超えている。実際、その広告・宣伝内容は、「広範なイメージを大切にする真っ当な商売」でない場合が多い。

 「真っ当な商売」という概念は差別的であるかもしれないが、とりあえずアダルトサイト、アングラ商品、マルチまがい商法などを候補として挙げておこう。しかしアダルトサイト系とアングラ商品系のサイトで、実名(本名)や連絡先(住所)を用いて公に活動している人々はかなり少ないようだ。その為「堂々スパマー」にそもそもならないので、その経由で悪質スパマーになった人も現在のところ私は聞かない。

 その結果、必然的に残りの怪しげ商売系としてマルチまがい商法系の場合で堂々スパマー兼悪質スパマーが現れている。

 マルチまがい商法は、なぜかそれが「真っ当だ」と思いこんでいる人が結構存在するようである。いや、マルチまがい商法を「真っ当だ」と思えない私がオカシイのかもしれないが、私のページではあくまで「迷惑広告(スパム)メール反対」が趣旨なので、マルチまがい商法の是非は論じない。問題なのはマルチまがい商法はスパムと親和性があるために、マルチまがいを信奉する人々がスパム行為に対しても問題意識を感じないことがしばしばあるらしいということだ。

 その結果、それ系の人の中には自分の連絡先などを堂々と名乗って、なんら恥じることなくスパムやスパム幇助行為を繰り返す人々が現れている。

 また「真っ当でない系」以外では思想系での例がある。この延長には宗教系も入ってきそうだが、幸いにして宗教系で悪質スパマーに堕ちている人物は聞かれない。ともかく思想系のスパマーはやっかいである。

 マルチまがい商法系も一種の思想系なのかもしれないが、そちらは何かしら金銭的なものが絡み、消費者問題として槍玉に挙げることが出来、その代表たるねずみ講などで警察が積極的なこともあって、ネット業者も比較的処罰に積極的だ。だが純粋思想系はそのような追求が難しくなる。

 そもそもスパムの取り締まりが困難なのは「表現の自由」との絡みであり、それは「思想の自由」とリンクしている。外国の例を見ると積極的なスパム擁護論者は早くから「思想・表現の自由」を用いて自己弁護するのが普通であり、その為に基本的人権の中で「自由」を重視している諸国の元では甚だ扱いにくい問題になってしまっている。

 現在の所、マルチまがい系のスパマーは警察の動きにより減少傾向が見られるし、また思想系のスパマーは多くない。だが今後はそのような系統も増える可能性が否めず、これらの対応も十分に考慮せざるを得ない状況になると考えられる。


迷惑メール撲滅私的調査会/被害者向頁目次/スパム反対論者へ送る頁/
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