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携帯電話の迷惑メール 質問集
2001/07/27 初版
2001/08/02 1.2版
2001/08/03 1.4版
2001/10/12 1.5版
2001/10/14 1.6版

当サイトは基本的にパソコン用迷惑広告メールに関するサイトですので、このページを含め、携帯電話のメールに関するページは充実・改訂しません。ここを読む場合にはスパム一般の質問集こちらも必ず参照して下さい。
 またspamリンク集で紹介している携帯メールスパム専用の他の方の頁でも質問集が作られています。そちらも参照のこと。

【基本】

Q.なぜ私のメールアドレスが知られているのですか?

Q.一度来るとその後、止まらないのですが。

Q.送信者はどうしてそんな面倒なことをしているのですか。お金がかかるのではないですか。

【届く原因】

Q.電源をつけていると届くような気がする、あるいは携帯電話を使用すると初めて届くような気がするのですが。

Q.店舖に修理に出したらそれ以降迷惑メールが届くようになりました。その他、携帯電話会社からの漏洩を疑ってしまう理由があるのですが...

Q.アドレスを「番号@云々」から「英数字@云々」に変えてあるのに迷惑メールが届く、あるいは届くようになりましたが。

【対応】

Q.手当たり次第にメールアドレスを作成するソフトから逃れられる方法はないのですか。

Q.送信者へ苦情を送ろうと思うのですが?送信者のアドレスが「こんなのあるのか」というものなのですが?

Q.愛着のあるメールアドレスをかえるのは嫌なのですが。

Q.自分が今、迷惑メールが届いている携帯電話会社と別ならば迷惑メールは本当に届きませんか。

【冤罪アドレス】

Q.送信者のアドレスが自分のである迷惑メールが届きました。どういうことでしょう?

Q.送信者のアドレスが自分のである迷惑メールが届いた後、変な電話やメールなどが届くようになりました。

【その他】

Q.メールアドレスだけではなく、名前・年齡・住所などの情報も知られているようなのですが。

Q.携帯電話会社は迷惑メールで儲かっているのですか。

 

Q.なぜ私のメールアドレスが知られているのですか?

A.携帯電話の迷惑メールの送り方の一つは、メールソフトによって手当たり次第にアドレスを作って送信するというものです。ですから御自分が自分のアドレスが他人に知られないようにしていても届く可能性があります。

 また掲示板などで書き込んだメールアドレスをもとにリストを作って送ってくるルートもあるようです。


Q.一度来るとその後、止まらないのですが。

A.携帯電話の迷惑メール送信者は一度目は手当たり次第に送りますが、次回には前回に届いたアドレスにのみ集中して送ってくるという場合があると思われます。そうすれば送信者は送信時間を大幅に省くことが出来ます。つまり一度迷惑メールが届くと、自分のアドレスが存在することが知られてしまい、そのアドレスに送られ続けるようです。


Q.送信者はどうしてそんな面倒なことをしているのですか。お金がかかるのではないですか。

A.迷惑メールはインターネット経由で送信されています。インターネットの世界では電話と違い、送信側は一度ネットに繋げてしまえば金銭的に負担が少なくて送ることが出来ます。

 電子メールというのはそのようなものなのです。それを前提に考えなければ話が始まりません。ですから送信者側に課金をするというのは甚だ困難だと言えるでしょう。


Q.電源をつけていると届くような気がする、あるいは携帯電話を使用すると初めて届くような気がするのですが。

A.そのような報告もいくつか出ていますが、実態は不明です。電波を何らかの形で傍受している可能性がありますが、これに関しては寡聞にして正式に論じられているところを現在見ません。


Q.店舖に修理に出したらそれ以降迷惑メールが届くようになりました。その他、携帯電話会社からの漏洩を疑ってしまう理由があるのですが...

A.自分のアドレスが迷惑メールの対象になってしまう原因は複数あり、安直に携帯電話会社からの漏洩に結びつけるのは問題です。漏洩が疑えなくても、突然届くのも現実で、その突然の時期が携帯電話とのやり取りに関する自分の行動と重なった場合、個人としては思わず漏洩を疑いたくなりますが冷静になることは大切です。携帯電話会社とのやり取りがない多くの人が突如、迷惑メールが届くようになっている現象も考慮する必要があるでしょう。

 ただし、だからといって漏洩が100%あり得ないというわけではありません。コンピュータからの個人情報漏洩はここ数年、極めて社会問題になっており、会社側が細心の注意を払っていても起こりえます。個人情報漏洩の事件は会社や組織ぐるみというよりも、その社員一人一人の個人情報漏洩に関する問題意識の高低に大きく左右され、それらが不十分だとそこに出入りする人々によって個人情報が盜まれ、悪用されるなどの場合が発生します。

 また個人情報漏洩は起こってもなかなか気がつきにくく、良心的な企業でない限り、はっきりしていないことは蓋をしようとすることが当然推測されます。無論、それらは許されないのですが....

 もしその現象や、それに対する会社の対応に御自分がどうしても納得できないならば、もはや御自分のその携帯会社への信頼は大きく失われたわけであり、可能ならばユーザーとして携帯電話を替えることをお勧めします。もし問題を自分一人に抑えることが嫌ならば消費者センターなどに一度相談してみましょう。もし同様な人があまりに増えた場合にはなんらかの動きになってもおかしくありません。


Q.アドレスを「番号@云々」から「英数字@云々」に変えてあるのに迷惑メールが届く、あるいは届くようになりましたが。

A.現在、英数字を手当たり次第に組み合わせて送信するメールソフトが開発・販売され、それによって届いた迷惑メールも報告されています(こことか...いつまでこのサイトあるんだろう....)。そのソフトの登場により、アドレスを変えても、また今までは来なくても、届くようになったと思われます。


Q.送信者へ苦情を送ろうと思うのですが。

A.インターネットでは送信者アドレスに関し、いくらでも嘘がつけます。特に迷惑メールの場合には返答を聞く必要性がないので、送信者アドレスはほとんどは嘘っぱち、最悪の場合、全く関係のない第三者であることがあります。

 それを信用しては絶対にいけません。こちらも参照のこと。


Q.手当たり次第にメールアドレスを作成するソフトから逃れられる方法はないのですか。

A.私は携帯のスパム対応のアドバイスをするのが嫌いです。なぜなら結局「逃げ」の対応、対策しか出来ないからです。「逃げ」と思わなければ良いという脳天気な方がいますが、(他人が使っているわけでもないのに)自分の好きなアドレスが使えず、ややこしい、しかもしばしばアドレスを変えざるをえない状況など、逃げと思えない方が無理だと思います。

 それはともかく完全とは断定できませんが、「出来るだけ多い文字数(15字以上くらい)の、名前など(taroとかhanakoとか)が単純に含まれない、記号(『 - 』とか『 _ 』とか)などが入ったメールアドレス」が有用ではないか、という意見が出ています。

 他の人にも自分にも分かりやすいメールアドレスというのは、迷惑メール送信者もそれだけ作りやすいということです。「第三者には簡単に思いつかない」、そのようなアドレスを作ることをお勧めします。


Q.愛着のあるメールアドレスをかえるのは嫌なのですが。

A.大変ごもっともです。メールアドレスや電話番号というのは、馴染んだ人にとっては自分の名前や住まいと同じくらい手放したくないものはずなんです。

 インターネットメールにせよ、携帯にせよ、そういう人々の愛着や気持ちを無視し、全て「アドレス変えれば良い話」と済ませるのはあまりに無神経だと思っています。

 ただ一方でスパムの問題は住まいで例えれば治安や環境問題なのだと思います。

 すなわち以前から住んでいたけどなんだか治安が悪くなって不安な日々を送るようになった。人が多くなって騒音やらトラブルが増えてきた。さてそういう場合にはてどうするか、という問題なのだと思います。

 警察に陳情を重ねて治安対策に力を入れて貰ったり、町で自警団を作ってなんらかの対処をこころみたりするか。トラブルが発生しないよう町内会や行政に働きかけてなんらかの対策を講じるか。
 それともいっそのこと自分は引っ越してしまうか。

 前者のように頑張ったからといって治安が回復され、古き良き時代に戻るとは限らず、しかし後者をすることはすくなくともその地域を見放すことであり、あまり前向きな対処ではありません。もっともそういう人が多いと自治体もなんらかの対処に出ざるを得ず、治安を高める各種手段を試みる可能性もあるわけですけど。

 アドレスをかえることは私が決して気軽に勧めたいことではありません。アドレスを換えるならば迷惑メールにきちんと対応してくれなかったその携帯会社をいっそのこと見限るという手もあるのですから。

 あなたがどのような行動を取られるかは御自分の状況次第だと思います。


Q.自分が今、迷惑メールが届いている携帯電話会社と別ならば迷惑メールは本当に届きませんか。

A.迷惑メールの問題は必ずしも特定の携帯電話会社の問題ではなく、携帯電話会社全体、最終的にはインターネット全体の問題です。

 ただし「i-mode」「Jスカイ」などが「インターネット」と同じだとは言えず、インターネットの機能を一部引きだして携帯電話各社が作ったものであり、その利便性などは各社の「仕様」「規格」に左右されます。その為に、それらの「仕様」「規格」の作り方によって迷惑メールの「送られ易さ」も異なってきます。

 ユーザーが携帯電話会社を替えることをことを視野に入れて行動することは、資本主義の競争原理の中で重要なことです。

 


Q.送信者のアドレスが自分のである迷惑メールが届きました。どういうことでしょう?

A.それに関してはここをお読みください。


Q.送信者のアドレスが自分のである迷惑メールが届いた後、変な電話やメールなどが届くようになりました。

A.それに関してはここをお読みください。


Q.メールアドレスだけではなく、名前・年齡・住所などの情報も知られているようなのですが。

A.迷惑メールの問題で、そこまで知られることは可能性としては低いです。それよりも

1.知り合いが悪戯メールを送ってきている。

2.知り合いがどこかの掲示板などにあなたの個人情報を流し、それを見ていろんな人が電話やメールを送ってきている。

などが考えられます。悪質なものになれば1はストーカー、2は名誉毀損などで刑事告発も出来る「犯罪」です。「迷惑(広告)メール」は一送信者が大量の受信者に広く浅く迷惑を及ぼしているのに対し、上のような行為は現在の日本でさえ犯罪性が強くあります。もしそのようなことをしていると考えられる友人がいるのなら大問題であることを警告してあげましょう。


Q.携帯電話会社は迷惑メールで儲かっているのですか。

A.その問題は本質ではないことに注意しましょう。迷惑メールは送られることによってユーザーが携帯電話を使う機会が増える以上、携帯電話の迷惑メールが完全に無料でない限り、それが收入増加に繋がるのは間違いありません。しかし無用なメールの為に必要以上の設備投資を迫られ、苦情対応に手間がかかり、会社のイメージダウンに繋がることを考えると、携帯電話会社にとっても迷惑メールは迷惑に違いありません。

 けれども更に裏を返せば、ユーザーが黙って迷惑メールを受け取ってくれるならば普通の大量送信のメール(メールマガジン)と区別がつかないので、携帯電話会社が文句を言える立場ではなく、また文句も言いたくないはずです。

 それが長らく「迷惑メールは送信者と受信者の問題」と携帯電話会社が黙認してきた原因だと思われます。ただしインターネットメールと違い、送信者側を調べられない携帯電話の迷惑メールはシステム的に甚だ欠点を持っており、それにも関わらず携帯電話会社がユーザーの苦情を突っぱねてきたのは企業の姿勢として、私は大いに問題があると思います。

 本質はたとえ携帯電話会社が儲かっていようといまいと、ユーザーの利便性を考慮して十分にユーザーの納得いく対応をしてくれるかがであり、そこが重要だと考えます。


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