果実-jp系アダルトスパム対策調査室 (別称:ソニーテシオ氏スパム対策調査室) 最新状況提供窓口 |
2001/11/08 初版 2001/11/09 1.2版 2001/11/22 1.5版 2001/11/30 1.8版 2001/12/13 2.0版 2001/12/14 2.5版 2002/02/02 3.0版 同日3.1版 2002/02/17 3.2版 |
掲示版で情報を追って下さっていたならば御存じのようにテシオ氏系に関して以下のようなこことが確認されています(ただし携帯電話のスパムに関しては十分に未確認です)。
- 苦情や今後不要の意志を示した人へはしばらくしてスパムが停止する。
- ホームページなどでテシオ氏系などのスパムに反対活動をしている人へもテシオ氏はそれが認識できた際に自主的に送らなくなる。
具体的な報告事例は後述します。上のことに関してテシオ氏が付け焼き刃で解除を受け付け始めたのではなく、スパムメールを送り始めた当初から行っていた形跡が認められます。
ただしこの手続きに関しては絶対にこの方法が良いとは、私および私達は断定できないのです。テシオ氏が解除依頼を受け付けたメールアドレスを、自分では使わない形で第三者に転売するなどの可能性を完全には否定できないからです。頂いた各種の情報からテシオ氏の「この点に関する」誠実さを信じるしかない、信じたいというところです。
それぞれいろいろ事情や考えがあると思います。ですからどうなさるかは御自分の責任で判断して頂くしかありません。
もし停止要請をする場合には
1.紹介されている解除フォームで手続きをするか、あるいは届いたメールにそのまま返信する。返信する場合は、広告メールの停止要請であることをタイトルですぐ分かるようにすること。
2.停止要請の送信先は、なるべく最近届いたスパムが名乗っていたメルアドに送ること。
3.自分が停止要請に利用するメールシステムは出来る限りスパムが届いたメールのシステムを利用し、スパム被害に遭っていない他のメルアドはテシオ氏に知られないようにすること。
(つまりは会社へのスパムなら会社から、プライベートメルアドならそれからということ。それにより万が一テシオ氏が受け付けたメルアドを悪用する際に、被害を広げるのを防げます)
4.停止要請のメール内容では、テシオ氏のスパムに迷惑している旨、その理由を冷静に述べ、リストから削除して欲しい自分のメルアドを明記すること。また、スパム反対サイトで勉強して関係ネット会社に連絡しており、自分はスパムに対して徹底的に嫌っていることなどを書いても良いでしょう。
5.事務手続き上、すぐに削除されるとは限らないので何回か試みること。今までの報告では1〜2度行ったが結局しばらしして届くようになったので、もう一度要請をしたら止まるようになったという報告がある。さらには有力情報として、手作業でリストからの削除を行う場合、実際にかなりの手間なので見逃すこともあるため、一回だけでは確実にテシオ氏が認識出来ない可能性があるとのこと。
なおソニーテシオ氏以外の場合には、削除フォームの使用や返信は信用できるものではない(絶対に信用できないというものでもないが)。上はあくまでテシオ系スパムでの話である。他のスパムも同じようにしてしまわないように十分にテシオ氏系か確認を取ること。無責任で恐縮ですが、上の対応アドバイスに関して当サイトは保証できませんし、責任も負えません。あくまで自己責任で御願いします。
なお今回の結論のまとめとして以下を書いておきました。御参照ください。
テシオ氏系に関する今までの登録削除例 [高崎]4月以降、第一次(10月)まで被害を受けていたが第二次以降被害なし。止まったメルアドはプライベートとML管理宛の両者共。返事はしていない←結構たまたま。啓発=頁宣伝の為(^_^;;)、結構普通は返信する。
報告例:5月から被害を受けていたが8月以降、スパム反対サイトを作り10月にスパム反対運動リングに参加。10/12を最後に停止。返事はしていない。
報告例:スパム反対運動をしている。12/9を最後に停止。(ML)
観察例:第一次被害の時に「(スパムには返事をするなというのが一般的なようだが)返事を送ってしまった」と嘆いていた方のテシオ氏被害報告が二次以降ない。
報告例:秋前に、テシオ氏がドメイン登録に使っている「hotmail」とテシオ氏自身のメールアドレスに強く苦情を言ったところ、停止した。
報告例:11月末のスパムに返信。止まったように見えたが12月初旬にまた届き始めたのでそれにも返信。12/10を最後に停止。(ML)
報告例:12月まで被害を受けていたが、12/20に返信、12/21を最後に停止。(ML)
報告例:1/10、1/11、1/15と届いていたが1/15に解除フォーム使用。それ以降停止。(ML)
報告例:1/14、届いた2通に返信。解除フォームはサイトが繋がらず使えなかった。返信後停止。
報告例:1/10、解除フォームにスパムが届いていたメルアドの一つを登録。11日を最後に、拒否した方はスパム停止。拒否をしていない方は継続。(当頁掲示版497)
報告例:送信解除つきメール到着後、直ちに解除手続き。停止。(当頁掲示版500)
報告例:1/18に解除フォームで解除登録。1/21を最後に停止。(当頁掲示版532)
報告例:1/10拒否フォーム使用。1/11を最後に停止。(当頁掲示版545)
報告例:1/19に解除フォームで解除登録。1/21を最後に停止。(当頁掲示版554)
報告例:連日複数通来ていたが、一月下旬、スパム送信を止める旨記載したメールを送信したところ停止。出したメルアドはテシオ関連を含めてその他にCCで受信者すべてがわかるようにした。(当頁掲示版626)
報提提供:テシオ氏は当初から送信回避リストを作成しており、苦情のあった人には送らないことを原則としていた。転売はおそらくしていない。手作業で解除を受け付けていた時には時間が送れたりしたし、あるいは見逃してしまう可能性もあった。
今回、被害に遭っている達には以下の点を主張したい。
- スパムはきちんと一人一人が苦情を言うべき先に言わないと基本的に止まらない。スパムを受け取ったら、出来る限り、その度ごとに言うべき所に処置依頼を出すこと。
- スパム処置依頼は、それまでに同じ系統のスパムが何度も届いている不満を強調すること。あるいはそれまでに同様の処置依頼を出しているのに結局届いていることを強調すること。
つまり、同じネット業者に処置依頼を出す場合には当然のことながら苦情のトーンが高まっていってしかるべきである。自分がそれまでに、いつ、何回、どこに、その系統のスパムの苦情を申し出ているかを具体的に述べて、対処されない不満を強調すること。当頁ではテシオ氏のスパマー処置依頼をする場合には、以下の三者に対して行うことを勧める。
1.メールサーバ関係に送る。 送ってきたメールサーバをメールヘッダを見て確認し、そこのプロバイダーに連絡をする。そのやり方は「怪しい送信者を見抜く」から「サーバ管理者の措置依頼」で書いている。正しいスパム対応を通常しているのならばお馴染みの作業のはずだ。もし行っていなかった人はこれを機会に取り組んでみてほしい。
今回の場合、接続先は必ずしもヘッダを見てもすぐライブドアとは分からない。たとえば
Received: from mail.o8Dtxic9.com (152.142.104.203.in-addr.arpa [203.104.142.152]) by $domain$ (8.9.3+Sun/3.7W) with SMTP id VAA11459 for <$address$>; Tue, 20 Nov 2001 21:26:42 +0900 (JST)
のようなような報告がされている。ところが、上のようにライブドアとは無縁のサーバにみえても、私の指南書の通りに、おなじみのGeek ToolsのWhoisで203.104.142.152を調べるとライブドアが出てくることが分かる。
これはすなわち、ライブドアの送信サーバは使っていないのだが、接続をライブドアで行っているのだ。送信サーバは自前で持っている可能性がある。この場合、結局メール送信を止められるのはライブドアだからライブドアへ連絡すべきだ。ヘッダのIPアドレスから処置依頼先を調べるという手続きは普段と全く変わらない。なおもっとも適切な苦情先メールアドレスはドメイン名をabuse.netで検索した結果である。
なお、自分のスパムの苦情先は自分で確認するのが原則。ライブドアではなく別なプロバから発信された例も報告されているので、上の私の記述のをそのまま信じて自分へのスパムの処置依頼をライブドアに送るのは危險だ。きちんと自分で確かめよう。
2.サイトの接続プロバイダーに送る。 次にサイトの関係ネット会社に送ろう。この方法は反撃の仕方で簡単に書いている。
ただしソニーテシオ氏の場合、サイト自体はプロバイダーで作っていない。おそらく自前でサーバを用意し、それに繋げるプロバイダーを変えていると考えられる。しかしその場合でも結局方法は変わらない。改めて概要を書いておくと
www.lime-jp.comをMSE株式会社提供IPドメインLOOKUPあるいは
Morry様の頁のnslookupなどに入れてIPアドレスに変換。
それをもう一度同じ頁で、変換。そうしたら、ODNやOCN、infoweb(@nifty)のドメイン名が出てくるはずだ。そこに苦情を送ればよい。それらの苦情先はどこかというと、上で出てきたドメイン名(CBCba-48p140.ppp13.odn.ad.jp など)をabuse.netで変換して出てくるのが適切な苦情先のメールアドレスだ。
ソニーテシオ氏系のスパムは毎日のように接続先をODN、OCN、infowebなどのように変える。よって、そのことを説明するか、私の頁を紹介することが必要だ。なぜならあなたの苦情を担当者が翌日に見た場合、既に繋がっているプロバイダーは変わっている可能性がある。
そのような欺瞞をばらすには、まず調べたIPアドレスをドラッグコピーしてメールに張り付けよう。
たとえばMSE(株)さんの所で調べた結果(右図)の囲いの中の部分をドラッグして選択、右クリックコピーし、メールに張り付ける(使っているコンピュータによって多少違うだろう)と、
Name: www.lime-jp.com
Address: 61.214.214.216のように張り付けられるはずだ。前述のようにころころ変わるので、自分で調べた日時をきちんと伝えよう。
ひどいことだが、プロバイダーは「本当にアダルトサイトがあるかを確かめたか」と言ってきたことがある。
本当ならスパムの見せる頁の閲覧は危險なのでお勧めできないのだが、しかしプロバイダーに明確な証拠を見せるには出来ることなら確認しておいた方がよい。
以下のような確認作業は、どうしても嫌な人にはすすめない。「ちょっと危険でもなんとかスパム処置依頼をプロバイダーに受け入れさせたいっ!」と思う人が行ってほしい。
1.HTML言語が少しでも分かる人は、アダルトが紹介しているURLの頭に「view-source:」をつけて見てみる。すなわち宣伝しているのが
http://www.lime-jp.com/04/
であれば
view-source:http://www.lime-jp.com/04/
を見てみるのだ。そうするとその頁のソースがメモ帳で開かれる。これでアダルト関係の言葉が入っていればよいが、えてしてさらに別なところに飛ぶようになっている。HTML言語を知っているならその意味は分かるはずなので、そのリンク先も「view-source:」をつけて見てみよう。やがてアダルトサイトにたどり着くはずだ。
2.めんどうな人、HTMLをみても分からない人で、それでもプロバイダーに連絡をするためにちょっと危ない橋を渡ってくれるなら、せめて以下の措置をして頁を見てほしい。
ホームページを見るソフトの上に「ツール」−「インターネットオプション」などの中にセキュリティを高める場所がある(左図)。取りあえずそれを最高にししておくのだ。これで多少危険性は避けられる。だがあくまで慎重に!
ソフトなどをダウンロードするか聞いてくるが、絶対に承諾しないこと。とにかくぱっと見てアダルトサイトなのを確認出来ればブラウザを閉じてしまって良い。もしかするとブラウザが立て続けに立ち上がる可能性もあるが、とにかくどんどん閉じるためのボタンを全て押しつづけて、全てが閉じ終わって何も起こらなくなったら、一息ついて良い。
もちろん、パソコンを使い慣れている人は上のnslookupの結果の画像やアダルトサイトの画像を証拠としてつきつけても良いだろう。
追加:2番のようにセキュリティを高めると、逆にスパム宣伝の頁が見えない可能性が高い。スパム宣伝頁を見た場合に発生した責任は当方では負えないので、自己責任でアダルトサイトであることを確認して貰うとありがたい。
「上で調べた結果のIPアドレス」「(アダルト頁の確認をし)IPアドレスを出した時刻」「スパムのヘッダー、本文」
を付記して、自分が被害を受けた思いを伝え、そのサイトの接続を断固処置してもらうように依頼しよう。
3.サイトのレジストラに送る レジストラというのはドメイン名を発行したところであり、数年間、使用者がそのドメイン名を使うことを契約している。
テシオ氏の場合、別ページで述べたように、偽造名で大量にドメイン名を取得しており、これらをたらい回しにしてスパムに何度も利用してきている。テシオ氏の宣伝サイトのドメイン名www.lime-jp.comをGeek ToolsのWhoisなどで検索すると、多分上の方に
Server used for this query: [ whois.discount-domain.com ]
という部分が出てくるだろう。これはデータベースがwhois.discount-domain.comを参照したということであり、
http://whois.discount-domain.com
を見ると分かるように「お名前コム」
http://www.onamae.com/のサービスを利用したものだ。ここはグローバルメディアオンラインというところが運営していて、ここは断固たるスパムポリシーを掲げているのだが私が一次被害の時に申し出た時の反応は極めて消極的であった。
だがテシオ氏のスパムの被害がこれだけ拡大しており、氏の作るドメイン名のかなり多くが上の「お名前コム」を利用していることを思えば、ここのレジストラに氏のドメイン名の抹消を断固として依頼すべきだと私は考える。
このままでは怪しげなテシオ氏名義のドメイン名がスパムがこれからも何年も届く可能性があるということではないか。被害者が受け取っているであろういろいろなドメイン名の、テシオ氏名義の○○.comはほとんど上で取得されたものだ。
この意見に賛成していただける人は
http://www.gmo.jp/policy/aboutmail.html
というページの下の方、「GMO」からリンクされているアドレスに上記の伝え、テシオ氏のひどいスパムの現状を訴え、断固として処置して貰うべきだろう。
他のスパム処置依頼と同じで、日本のネット業者は自分がスパムの幇助をしていることに対して鈍感なところが多すぎる。あるいは杓子定規の対応ばかりで、テシオ氏のような完全に悪質な、小細工を弄するスパマーに対してはなんら規制できなくなってしまっている。
迷惑メール問題が大きくなる中で、その態度をネット業者に改めて貰うべきだ。なお、上の手順で宣伝されているドメイン名が本当にGMOが関係するのかは一応確認してほしい。氏の宣伝サイトに関するレジストラがいつも必ずGMOとも限らない。(ただし2番と違い、同じドメイン名に関するレジストラが数日でコロコロ変わることはない)
もっともいつも言うことだが、ネット業者はスパマー自身ではない。OCN、ODN、@ニフティなどを見ても分かるように、スパマーに利用されている一方で、真っ当な各ユーザーにもサービスを提供している。だから処置依頼をする際にも、あくまで「依頼」であることを自覚して冷静な、しかし断固として不快な思いを伝えるようなメールを出そう。
特に自分の利用しているプロバイダーが苦情先と一致する場合、自分の利用しているサービス会社として恥ずかしい思いを伝えるべきであろう。