2002/09/21 初版 同日 1.3版 2002/10/29 1.3.1版 |
2002/09、携帯キャリアの最大手、DOCOMOによって新サービスが発表されました。それは手順はかかるけれども、「自分へ送られたメールのヘッダが入手できる」というサービスです。
ドコモ、iモードメールのヘッダ情報を提供へ
http://www.zdnet.co.jp/mobile/0209/20/n_imeiwaku.html(ZDnet)NTTドコモ、iモード宛てに届いたメールのヘッダー情報の提供を開始(ascii24)
http://ascii24.com/news/i/serv/article/2002/09/20/638752-000.html?24b
ドコモのヘッダ入手に関する情報は以下で掲載されているようです。
メールヘッダとはなんでしょうか?。
それは送信者に関係する情報を残しているデータです。今まで機会があるごとに書いてきましたが、携帯電話ではこれがないことが、パソコンスパムのようなアクティブな対スパム行動が出来なかった原因であり、スパム送信者をなんら処罰できない原因でした。私はそのことをしばしばそのことを言及し、携帯電話のメールでもヘッダがつくことしか根本的な解決(パソコンスパムと同じレベル)はないと考えてきました。
・携帯迷惑メール(spam)の被害者が出来ること
http://antispam.stakasaki.net/keyi_xiedai.html・用語集:携帯迷惑メール(この中の規格の欠点というのがヘッダのないことを指しています)
http://www2g.biglobe.ne.jp/~stakasa/spam/yongyu.html#xiedailaji注:NTTドコモがそれ以前に採用した「指定受信」による措置は、インターネットメールとのコミュニケーションを断ち切り、「携帯電話メール」独自のネットワークに「閉じこもる」という点で何ら前向きな対処ではないと、「私は個人的に」考えています。
それがどうでしょう!!
かなり面倒な手順を踏まねばならなうとしても、メールのヘッダが与えられるようになるそうです。これは極めて画期的なことだと言えます。
ヘッダが手に入れば何が出来るのか?
それがあることを前提にして述べてきたのが私の頁なのです。つまりこれでようやく携帯電話の多くの方は、パソコンスパムの被害者と同じ方式、しかもインターネットスパムと戦う、スタンダードな方式として言われてきた方法で戦うことが出来るのです。私が主にパソコンspam被害者向けに書いた文章を改めて紹介したいと思います。
檄文1(2001/05):今、あなたが自分とみんなの為に出来ること
檄文2(2002/07):迷惑メール(spam)撲滅の為に、私達がすべきこと
携帯電話の場合にはヘッダを手に入れるのもまだまだ面倒なようです。しかし今までのように、「不可能」であるのと「面倒」であるのは大きく違います。
あなたがとことん迷惑に思ってきた携帯スパムの送信者達。彼らをネット上から追い出すための地道な戦いを始めてみませんか?
【迷惑メールが、また増える中で】
現在、一部の人々によって推測、あるいは確信されている話に、ワンギリ業者や迷惑メール業者の一体性が挙げられます。すなわち迷惑メールに関する法整備により、ワンギリに手を染めていた業者が、ワンギリへの強い対処によって迷惑メール(一方的広告送りつけ業)に回帰しつつあります。
現在、パソコンスパムで被害が継続している「しじみともものコラボレーション」もその一派だと思われますが、今後、同類の業者がパソコンスパム、携帯スパム、あるいはそのほかの怪しげな商法に分散していくと考えられます。そのような中で、携帯キャリアの最大手であるドコモがヘッダの入手を可能にしたのは極めて画期的です。
迷惑メール(spam)への戦いはこれから、そして被害者達の行動にかかっている、私はそう断言します。