「しじみともものコラボレーション」「たまげたニュース」 「電子メール広告社」「さわやか広告社」spam特別対策調査室 受信拒否と抵抗と |
2003/02/21 初版 |
【当サイト内関係頁】 「ロリムトー」spam被害対策調査室本編 「ロリムトー」「電子メール広告社」spamサンプル
多様化していますので注意!!この迷惑メール発信者は自分の行為を正当化しようとして
「自分の行為は迷惑行為ではない!」と言い続けています。
被害者の方は是非一言、苦情を御記帳下さい!
当サイトの掲示板を御覧の方は既に御存じのように、「電子メール広告社」「さわやか広告社」の発信責任者と思われる「ムトー氏」が当サイト投稿者の批判・要望に対して、最低限「受信拒否」に関しては今後きちんと実行する旨を約束し始めています。
ムトー氏が当サイトに影響されたと思われることは、これが初めてではありません。そもそもタイトルに「未承諾広告※」すらついていなかった全く違法な状況から、それらがタイトルに付与され、その後、本当かウソかも分からない住所が本文で名乗られた後に、どうやら本当らしい銀座の住所の連絡先がついたことは当サイトでの被害者の声に、ある程度影響を受けたものだと考えています。
「受信拒否」をすることに関しては様々な意見が言われています。無論、そんなものがなくてもspamを送られないことに越したことはありません。しかしながら
- spamの問題性をよく知らずに送ってしまうスパマー
- 問題性は分かっているが本当に一回だけ送るスパマー
- 受信拒否をすれば再度は送ってこなくなるスパマー
- 受信拒否をしても何ヶ月かごとに送ってくるスパマー
- 受信拒否をしても毎日のように送ってくるスパマー
これらが下に行くほど悪質になっていくことは言うまでもないでしょう。そして残念ながら現在の法律で禁じられたものは表示義務と受信拒否を受けた場合の再送禁止義務であり、これは主に4と5のスパマーのみを処罰の対象としていると言えます。
無論、インターネットを縛るものは法律だけではなく、ネットモラルやそれ以上のRFCなどがあり、スパム行為は一回でも断固として認められないものとされており、私自身もそういう立場をとっています。
しかも「受信拒否」(再送拒否)の問題は大変難しい問題を含んでいます。それは従来、「スパムには返事を送ってはいけない、それに対する送信者へのアクションはとってはいけない」というアドバイスがされていたからで、
- スパム規制2法の効果を信じる、あるいはそれに頼るならば返信をすることになるが、これは従来の習慣・アドバイスに反する
- 従来の慣習、アドバイスに従えばスパム規制法の恩恵を受けない
となるからです。これに関しては「質問集の回答」に書きましたが、ほとんどの迷惑メールに関する一般的なアドバイスは未だに「送信者には送るべからず」という鉄則が主張されています。
これらの「送信者にはいかなる返事を送ってもいけない」という主張の合理性に関しては、当サイトでも疑問に思っており、質問集の回答で書いていますが、かといって絶対に悪用されることがないとは断定できません。
スパム送信者グループの責任者が真面目に受信拒否を実行し、そのメールアドレスを廃棄するつもりでも、そのアルバイトがそれらの拒否アドレスを集め、また別なところでスパム送信対象あるいは別な形で悪用する可能性を誰が否定できるでしょう?
しかもスパム発信業はもともと個人情報保護に関するモラルの低い所ですから、そういうことをしても責任者はメールアドレスを盗んだ者を処罰しようとなどとはしないでしょう。ちなみに、英文spamに関しては私も随分試しましたが、「受信拒否」は無駄だと思った方が良さそうです(参考:管理人の英文spam被害状況)。
いずれにせよ、受信拒否(再送拒否)をするにしても、あくまで「自己責任」で行って貰うしかありません。
私自身のアドバイスとしては、「もはや迷惑メールにうんざりしてアドレス変更を考えようとまで思っている」の人は積極的に「受信拒否」をすることを勧めたいと思います。「アドレス変更」は一種のネット上での自殺です。あるいは名前を変えて別な場所で人生を行き直すようなものです。それをするくらいならば思い切って「受信拒否」を迷惑メール送信者に送り、減るか増えるか試してみるべきだと思います。
そして是非、その情報を他の困っている方々に提供して頂きたいと思っています。
もし停止要請をする場合には
1.受信拒否を知らせるための手法はspamに書いてある手法に従うこと。その手法に従わなければspammerが何らかの自動的なシステムを使っている場合、受信拒否と見なされない場合がある。なお、その手法は一番最近に届いたスパムで書かれた方法に従うこと。2.自分が停止要請に利用するメールシステムは出来る限りスパムが届いたメールアドレスのシステムを利用し、スパム被害に遭っていない他のメールアドレスはスパマーに知られないようにすること。
(つまりは会社へのスパムなら会社から、プライベートメルアドならそれからということ。それにより万が一スパマーが受け付けたメルアドを悪用する際に、被害を広げるのを防ぐため)3.ましてやメールアドレス以外のもの、すなわち名前や電話番号、住所などが伝わらないように注意すること(差出人欄や自動で付く署名[シグネチャ]に注意)。
4.spamに示されている受信拒否手法に従いつつも、書く場所があるならば自分が単に一被害者であるのではなく、スパム反対サイトで勉強して関係ネット会社に連絡するような「抵抗者」であって、自分に送信してくる限り、徹底的に抵抗し続けることを主張すること。
5.事務手続き上、すぐに削除されるとは限らないので何回か試みること。1,2回ですぐ止まらないからと言って諦めないこと。
しかしながら、受信拒否する人でも安易に受信拒否をする前に、まず抵抗の方法を知るべきだと考えます。ムトー氏は今回、受信拒否に関して誠実さを誓い始めたわけですが、本来、spammerはネットモラルに低いのが特徴であり、彼らはアドレスを外すことに対して強い義務感は持っていません。
受信者としては切実なことでも彼らにとってはそれぞれのアドレスを外しても外さなくても発信労力には関係なく、むしろ膨大なアドレスリストから拒否者のアドレスを外す手間の方が大変であり、出来ることならそれを省略したいと考えています。だからこそ、多くのspammerが実際にそれを実行せず、その結果、多くのspamの「アドレスから外します」と言う言葉が信頼性を失っているのです。
それを少しでも動かすには、受信拒否をする自分は単なる被害者ではなく、spamに対する抵抗者であり、自分にスパムを送り続ける限り必ずネット業者に知らせるであろうことを伝えるのです。
ムトー氏が当サイトを嫌悪し、嫌がらせまで起こしたことは、当サイトで主張する抵抗方針がどんなにスパマーにとって嫌なものか、それを実行する人間が増えることが困ることであるか、そういうことを証明したようなものなのです。
当サイトでのスタンスはあくまでオプトイン主義であり、一回でも一方的な広告メールは送られるべきではないと言う主張です。
だからといって、この頁の最初に書いたような5段階のスパマーを一律に「同じくらい悪質である」とはしませんし、すべきてもないと考えます。それらのスパマーを一律に見て悪質性を強調しすぎることはそれはそれで教条的すぎると考えます。
実際、日本の法律自体もオプトアウト主義のものであり、オプトインに拘るとこの法律自体を全否定せざるを得ない部分があり、戦略上好ましいとは言えません。
その結果、私・高崎自体の戦略はオプトアウトすら守らないspamに対しては法律を利用してその行為の悪質さを主張し、オプトアウトを守るspamに関してはスパムの根本的な問題性と従来のネット上の慣習を用いて、その行動の非を主張しています。
戦い方は臨機応変に、といったところでしょうか。