「しじみともものコラボレーション」spam 「たまげたニュース」spam 特別対策調査室 サイト苦情関係でのspamcop利用の勧め |
2002/10/14 初版 2002/10/17 1.2版 2002/10/20 1.4版 |
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いわゆるロリムトースパムが、「たまげたニュース」などをタイトルに、一つのメールの中に多くの宣伝サイトを掲げるようになりました。スパムの送信に利用されたネット業者を探すには、通常通り、
スパム苦情先探索ツール集
の
「メールヘッダ解析システムhdpar」を使うことが有用なのですが、宣伝サイトに関係したネット業者を探すには数が多いために面倒になっています。
さて、ここで外国にSpamCopというシステムがあります。これはスパムの苦情に関して自動で行うものであり、大変便利なものです。しかしながら当サイトではこの利用に関しては今まで勧めてきませんでした。それにはいくつかの理由があります。
もともと英文spamを想定して作られているので日本語spamの苦情先を見つける場合に万全ではない。
日本のネット業者にはspam問題の意識が低いところも多く、SpamCopからの英文の連絡メールを重視しないところがありうる。
SpamCopの無料提供は半ばボランティアであり(といっても有料のフィルターに活用しているが)全世界からの利用者がある結果、大変混雑している。
あまりにお手軽に、しかも自動に任せてspamの苦情を送れることは間違った苦情を多発させる可能性がある。
以上のような理由から、他の手段でも苦情が送れる場合に、やたらにSpamCopを利用すべきでないと考えています。
しかしながら、今回、ロリムトーが一つのメールに多くの宣伝サイトを使うようになったことで、宣伝サイト関係への苦情が難しくなりました。この際に、SpamCopを使えばスパム宣伝に利用されたネット業者の苦情先を自動で一覧に出し、直ちに苦情を送ることが可能です。
よって今回の、ロリムトーspamのスパム宣伝サイト関係への苦情に限ってはこのSpamCopを使うことを推奨いたします。
なお、苦情を送る場合に、「どこどこに送るか」をチェックする機会がありますので、一応きちんと御自身で確認して、「とんちんかん」あるいは無関係なところへ送ろうとしていないか確認して下さい。なお、私自身は、「スパム宣伝サイト」に関係するネット業者のみSpamCopを用いて苦情を送り、メール送信に関係するネット業者はわざわざチェックを外し、そちらは手動で送っています。
SpamCopの使い方は、他の方が書いている日本語解説頁を参照して下さい。
isso氏の「迷惑メール追放」の「Spamcopの使い方」
「no spam/」の「SpamCopに登録する」
「迷惑メールを晒す」の一番下、SpamCopの使い方
ついでに書いておきますと、SpamCopのデータは周り回ってSpammerに利用されがちなサーバということでブラックリストに登録されることになっています。このブラックリストはスパム被害の増加に伴い、海外では「導入もやむなし」という風潮になりつつあるようです。私は個人的には批判的ですがそれだけ外国(というか米国だな)のスパム被害が深刻ということでしょう。それらの議論に参考になる記事を挙げておきます。
「スパムのブラックリストは、やり過ぎか?」(ZDnet)
http://www.zdnet.co.jp/news/0207/16/ne00_spam.html
「スパム阻止のためなら巻き添えも」(japanCNET)
http://japan.cnet.com/News/2002/Item/020715-1.html?me